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2016年1月の丹頂撮影 + 2015年の丹頂





撮影データを見ると、最初に丹頂を撮影したのは2012年です。

最初は 『鳥撮影マニアがなんで熱心に通い詰めるんだろう?』と半ば呆れ気味でした。
しかし実際に、雪原の丹頂の多様なポーズを見ると、通い詰める気持ちが理解できました。

 所作が大変美しい

のです。もちろん動物ですから数羽〜数十羽が集合するとかしましい状態にもなります。
つがいでコミカルな動作もします。

これが真近に観察できるのが、阿寒町にある「阿寒丹頂の里 グルス」です。


まずはヒコーキで丹頂釧路空港に到着する必要があります。


ロビー玄関には、見事な木彫りのフクロウの彫り物が置いてあります。

最近、私は真冬の凍結路面の運転がおっかなくなりましたので、阿寒バスを使っています。

釧路空港から阿寒湖温泉に向かうバスを使います。冬期は次の3往復/日しか走ってません。
 11:02
 15:37
 18:07

朝10時台に到着のヒコーキなら余裕で11:02のバスに間に合います。『丹頂の里』で降車。約25分の旅です。

『鶴公園』で降りるとケージの中でしか丹頂が見られないので注意しましょう


バス停「丹頂の里」は、道の駅でもある「丹頂の里」から阿寒湖よりにあります。
少し歩いて交差点を渡り、道の駅の阿寒川寄りの駐車場を進むと

『阿寒国際ツルセンター グルス』の建屋が見えます。

受付で入場料を払い、中に入りましょう。室内は暖房が効いているのでホっとできます。


2016年は暖冬のため、芝生が見えていました。
ちなみにその1年前は、積雪約50cm。粉雪のため何メートルもは積もりません。


今回はBORG67FLレンズを使っての撮影がメインです。
今回の目的の一つ、『飛ぶワシを綺麗にBORG で撮影する』

このためにBORGレンズだけではなく、カメラ本体にSONYのNEX-6を使い、合焦時に強調表示する
『フォーカス・ピーキング機能』を多用しました。 

カメラのストロボシューに、照準を付けています。 
こうしないと非常に狭い視野で闇雲にレンズを振り回すことになります。

初日は写真のように自立一脚を使いました。二日目は機動性を増すため手持ちだけで済ませました。



前玉2枚で構成された天体望遠鏡ベースのレンズです。
フラットナーと呼ぶ補正レンズを後玉として使い、APS-Cデジカメで良好な補正を実現してます。

その解像感たるや、ピシっと合焦した場合は他の追随を許さないレンズです。

ただし。すべてマニュアル撮影。オートフォーカス機構がまったくありません(できないことはないのですが・・・)


上手く合焦できた幸運の一枚。自由に大空を舞う鳥を追跡するのは容易ではありません。



ただし、どんな場合でも合焦しているか、と言うとそんなことはない。
背景が青空で他に比較するものが無い場合、鳥1羽がいれば多少ピンボケでも強調表示されてしまうようです。
おかげで打率は1割程度となりました。

これはクチバシに合焦しているようです。
背景の林が相当ボケています。レンズはほとんど開放で使ったと思います。
以外とボケる=合焦範囲がシビアに狭い、のです。



丹頂だけでなく、白鳥も、こうしたエゾシカも餌目当てにやってきます。
これはオスシカの群れでしょう。見事な角です。


夕刻になると夕陽で木立が赤く染まります。
そこを白い丹頂が飛ぶので、結構画になります。
逃さぬ手はない。寒い中シャッターチャンスは意外と多いものです。


少々Photoshopで捏造した夕陽に映える丹頂です。



14時キッカリに、係員さんが餌の魚を与えます。多分ウグイです。
そのたんぱく質を狙って、丹頂はもちろん、オジロワシ、オオワシ、トビ、カラスが殺到します。



野生むき出しの餌の奪い合いが至るところで生じます。

餌を撒く以上、こうした奪い合いは仕方ないことかも知れません。
が、少々気の毒な気もします。



幼鳥も親鳥も真剣に怒ってます。
それを介さずに超低空で侵入してエサを横取りするオジロワシ。
一切風切音は聞こえません。



小雪の雪原です。地肌の畑が見えています。
農家の畑を冬季に餌場として貸してもらっているそうです。



観察エリアと餌場は、1m程度のフェンスで仕切られています。
14時前にバスで大勢のギャラリーが見物に集まります。

最近は半分以上がアジアからの外国人です。
皆さん良い撮影機材を持ってます。総額1億は行くんじゃないかな?




2014年は、餌場の積雪が1m程度ありました。


丹頂がこちらを見下ろす形でした。




16時前後になると、大勢の丹頂がネグラである阿寒川に帰っていきます。
直に帰るという訳ではなく、何往復かしてようやくネグラにたどり着くようです。



鶴でも綺麗な雁行陣を敷いてます。




その場では、鳥にフォーカスするのが精一杯です。
こんなシーンが撮れていた、と帰宅後確認中に気づきます。


双方エサを持っていません。単なる縄張り?の張り合いのようです。



これが合焦したBORGの解像感です。
これでもAPS-Cサイズの1600万画素から切り抜きしてます。

正にこちらを睨んでいる様子が良く判ります。




着地直前。両翼の前縁が乱気流でけば立っています。



最近は3連休といってもフルに撮影すると、翌日の仕事に堪えるようになりました。
1日程度の休憩が必要なのです。 体力の衰えには勝てません。

二日目の夕方、丹頂の里を16時35分に出て釧路空港に16時58分到着のバスに乗ります。
空港で手続きを済ませ、名物のスパカツを食して出発を待ちます。

連休中日はノンビリしてます。それほど込みません。

こうして、1年の最初の撮影旅行は終わるのです。沢山の撮影課題を抱えつつ・・・




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