四日市あすなろう鉄道
日本最大の私鉄、近畿日本鉄道。略して近鉄。
昭和40年代までに吸収合併を完成させ、大阪、奈良、京都、三重、愛知にわたる広大な鉄道網を形成しました。

その吸収合併された中に、軌間762mm、通称ニブロクゲージと言うほとんど遊園地の鉄道のような内部線がありました。

この近鉄内部線の収益悪化で廃止が検討されましたが、四日市市が中心となり一種の第三セクターとして
蘇ることになりました。 これが四日市あすなろう鉄道です。

路線の詳しい説明は、インターネット上に数あまたありますのでそちらをご覧ください。
ここでは、そんなナローゲージ鉄道の撮影をご紹介していきます。

近鉄名古屋駅に到着したのが当日の12時。それから桃園〜伊勢中川間で撮影してまして、
四日市駅には日没後に到着となりました。

実はこのナローゲージ線は今を去る事約30数年前に探訪してます。
ネットで調べるとそれほど路線事情は変わっていない模様。

得意?の夜間撮影で様子を見ます。
列車はパステルカラーに塗装されていますが、ほとんど昔と変わりません。

ほどなく、リニューアル編成がやってきました。

昔から電動車1両に付随車が付く、機関車けん引方式を取っています。
集電装置はこの先頭車両にあるので、これが電動車です。

中間車と反対側の先頭車は付随車両です。



リニューアルされたと言っても、すでに車歴は30年を経過してます。
この編成の中間車両が新車です。

ナローゲージ車両は、車輪と車輪の間=軌間が762mmなため、モーターを作れる車両メーカーが日本にないのです。
モーターを作れたとしても、フルカスタム仕様に近く、赤字の鉄道カイシャには手が出せません。

数十年を経過したモーターを大切に使うしかなく、モーター寿命が来た時点で編成の寿命となります。
結局は鉄道を鉄道として継続させるのか、バスなどに転換するのか、最終的な決断を強いられます。


この先頭車と中間車、もともとはサ110型と言う車掌室付きの付随車でした。
確か昭和29年前後に近鉄に合併される前の会社が所有していた車両です。
今ではすっかり珍しくなった、バス窓を持っています。



これが30数年前、1980年初に撮影した日永駅を出て四日市に向かう二連です。
手前の133号車には車掌室はありますが、実は運転台設備がありません。
では四日市駅ではどうやっていたのでしょうか?

■:電動車
□:付随車


内部方面         四日市駅
     ・・・・・・・・□■             まず、この編成が四日市に向かいます。

                 □■     四日市駅に到着です。

      ・・・・・・・■     □■     内部方面から電動車1両が向かいます。

                ■□■     先に四日市に到着の車両と連結します。

         ■□■・・・・・・・・        内部に向かって出発します。



1980年代にしては、結構のんびりしていました。
そもそも、この当時のこの路線の乗降扉はなんと手動でした。
出発前に車掌さんが1ドアづつ、ラッチ=閂(かんぬき)をかけて不用意に開かないようにしていたのです。


両端の車両でやっと全長12m前後、中間車は10mありやなしや、です。
扉の横に鎧戸になっている個所があります。冷房設備です。
車両があまりにも小さいので、冷房装置を乗せられるスペースがなく、やむなく客室の一角をつぶしてます。



向う側を走るバスより少し小さい感じです。
車幅が狭いので、運転士さんは真ん中に陣取っての運転となります。


沿線には少しだけこうした開けたウィンドウがあります。


編成長も短いため、超広角レンズで電柱間を抜くことができます。


都営三田線の車両並みに小さいボディです。いや市電より小さいかも知れません。


全長5km程度の路線なので、3駅ほど前で降りてロケハンしながら終点の内部駅に到着しました。
内部駅には検修施設があり、駅前入口には車両がこんな形で留置されてます。


中間車は車長が短いため、ドアも一つだけです。
反対側のドアは四日市寄りにあります。
画面こちら側が内部寄り、画面右側が四日市寄りです。


日永駅は沿線のやや四日市寄りにある、交換可能駅です。
ここから西日野までの一駅区間の八王子線に分岐してます。

八王子線は、台風の増水被害で西日野から先の路線が廃止になりました。


両端の制御車が新造されたのは確か昭和50年前半だったように覚えてます。
近鉄北勢線(現在の三岐鉄道北勢線)ではモーターが強力なため、3両ほど付随車を付けてもグイグイ引っ張っていました。



これも30数年前の日永駅での撮影です。
前のページの薄紫の中間車が、このタイプの車両=モニ220型を中間車化してます。

この編成を見ますと、先頭車と後尾車が電動車です。
そうです、226号車は四日市駅で先の133号車と連結して戻ってきたのです。


八王子線の西日野付近を走る単行電車です。

電動車のほとんどが猫の額ほどの手荷物室を用意していました。
ドアとドアの間に白くペイントで『手荷物』とありました。『荷物室』だったかも知れません。

メニューに戻る