湖西線 滋賀県

 

湖西線が開通する前までは、大津市と高島市を結ぶ単線の江若鉄道(こうじゃくてつどう)

がディーゼルカーでのんびり走っていました。これが廃止され、その跡地を大体沿う形で

湖西線が東海道線山科駅〜北陸本線近江塩津駅間を結び完成しました。

 

大阪万博の後にできた事だけは覚えていました。急行型電車を銀色に塗り青帯をまとった

新快速電車が西大津駅=現在の大津京駅に停車していたことを覚えています。

 

北小松〜近江高島間の有名処。地方色?に塗り替えられた元新快速117系。

自分にとって湖西線はどちらかと言えば、北陸線を撮影のついでに立ち寄る路線、でした。

 

早朝3時に大阪の自宅をクルマで出て、京都南インターから京都東インターまで乗り、

湖西道路に乗り換え近江舞子付近で高島大津線(当時)、国道161号に乗り北小松、

近江高島、マキノ、追坂(おっさか)峠、永原と走り最後の難関でテッチャンの聖地、

疋田を抜け敦賀に入るのが定番でした。

 

さすがに敦賀からは北陸道を使い今庄、南条などで降りて北陸線を撮っていました。

 

今となっては貴重な湘南カラーの113系でしょうか。自分が学生の頃はこの色しか

無かったので、未だに珍しくも何とも感じることはありません。

『わざわざ』これを撮影に、と言う意識も殆どありません。

ファインダーに視えれば取り敢えずは撮った、と言う感じです。

 

青森発大阪行きの寝台特急日本海、がラストスパートかましてます。

京都に到着後は大阪までを通勤用の快速を押し退けて走っていました。

 

一度、秋田から大阪までこの日本海の最後尾のA寝台に乗ったことがあります。

自分的には、あの狭い空間をもう一度楽しみたい、と言う考えはありません。

被写体としては魅力的なのですが、乗り物としては時代遅れ、です。

 

金沢発大阪行きの雷鳥。先頭が特徴的なパノラマ・クロ=パノラマ運転台のグリーン車。

何でもパノラマ・クロには小窓タイプと長い窓タイプの2種類あるのです。

これはまた別のページで。

 

同じロケ地から同じように撮っていては、数時間も経ずに飽きてしまいます。

だからこうしてレンズの焦点を変えたりこまめに立ち位置を変えたりと色々やらかします。

 

これは国道161号脇の空き地から撮影。

 

別の日に少し位置をずらして撮影。早朝から良い御天気でした。雲一つない朝の青空。

こういう日の撮影は気分が良いものです。

 

テッチャン系雑誌でよくこのロケから撮影した画を見かけます。

もっと高い位置から撮影すれば琵琶湖が良い塩梅に写ります。

 

珍しく『原色』6連で普通列車をこなす117系。背後の雪山はマキノです。

町名がカタカナでマキノ。駅名もカタカナでマキノです。

 

これを撮影した当時は、湖西線と北陸線のデッドセクションが永原〜近江塩津間に

あったので、455型や419型が近江今津〜近江塩津〜敦賀間を走っていたようです。

 

本音を言えばパノラマ・クロよりは485型原型の顔が撮りたかったのですが、

今となっては思い出の彼方。

 

やっと原型車が来た頃にはお天道様が位置を変えたので、陰ってしまいました。

 

多分伊吹山の裾あたりの山並みが写っているのではないか、と思ってます。

碌に撮影地もメモしていないのでローカライズできません()

 

多分、近江今津に向かう419型普通列車。この数年後にデッドセクションが解消される

のを待たずに撤退したようです。

 

トワイライトエクスプレス用の電機と電源車を使った、寝台特急日本海。

この列車が撮れたと言うことは、午前中しかも早い時間です。EXIFを見たら8時42分、

と記録されていました。

 

これは8時56分通過の大阪行き雷鳥です。

と言うことは、結構短時間に寝台列車やらエル特急やらを次々と撮影していた、

と言うことです。

機関車もこの雷鳥も、湖西線を走る時は離線防止のためかパンタグラフを2つ上げて

いました。

 

敦賀、福井、金沢へと急ぐ雷鳥。

 

どうやら白地に緑は福知山線用のカラーで、原色カラーを挿んで6連化した、ようです。

 

ここは国道161号の上り坂の途中からの撮影。丁度撮影に良い空き地がありまして、

そこに三脚を構えての撮影です。 クルマを置く場所が問題で、この撮影のために

追坂峠を何往復かして駐車スペースを見つけ出しました。

最悪でも峠頂上付近に道の駅があるので、そこから数百メートルテクテク歩けば、

ここに到達できます。

 

2022年現在、この色は消滅したかも知れません。抹茶色になってしまったかな?

 

撮るには物足りませんが、乗る分には非常に快適な新快速電車です。

首都圏の湘南新宿ライン、上野東京ライン、総武線・横須賀線などの長距離連絡路線

と比べるとやや短い関西の路線ではありますが、この列車のお陰で少し朝晩の混雑時は

辟易するものの、着席できた時の快適性は最高です。普通の特急列車と同じです。

むしろスピードは特急以上かも知れません。

 

この日は、この419型食パン顔電車が何往復もしていました。

 

多分富山行サンダーバードの12連。前3両は金沢で七尾線に入るのでしょうか?

 

水田は収穫前の色付きです。

左に見える変電設備付近から望遠で撮ったショットが時折雑誌に載っていました。

 

機関車入れて10連も上手い具合に写せます。ヘッドマークまでは無理ですが・・・

 

刈り入れが始まったようです。

こういう時期の撮影でクルマを使う場合は、農家さんの邪魔にならないよう、

クルマを駐車する位置を十分に研究して貰いたいものです。

 

 

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