神戸電鉄 兵庫県
神戸の新開地駅から、いきなり昇り勾配をぐんぐんとまるでケーブルカーの様に登っていくのが神戸電鉄。
大阪に生まれてから50数年間、実は神鉄電車を見た事がありませんでした。
少し時間ができたので、カメラ片手に沿線ロケハンです。
撮影した駅の名前は忘れてしまいました。至る所、こうした曲線が続き且つ勾配もある
急峻でハードな路線です。
このようにカーブしている駅ホームも多いようです。これは新開地行列車。
画面左を見て頂くと、この平坦に見える区間もかなりな下り勾配であることが伺えます。
1075号車だけ3扉で両運転台付き。ただ現在は4連固定化された模様で、運転台は
封鎖されていました。
如何にも昭和、な運転台デザインです。
外部がアルミ合金みたいです。しかし腐食が激しい模様を生んでいました。
酸性雨はアルミをこうして腐食していきます。家のアルミサッシでさえ、定期的にメンテが
必要なのです。
存続の危機が叫ばれている粟生(あお)線から本線に点線中の1120号車。
床下にズラリと並んだ抵抗器が特徴的です。多分下り勾配ではこの抵抗器を使って
制動で発生した電力を消費する筈。
神鉄で一番最新の6500系。2016年の登場だそうです。
粟生線と本線の分岐駅である鈴蘭台駅。画面左側をみると、有馬温泉、三田方面への
上り勾配の急峻さが見てとれます。
鵯越(ひよどりごえ)駅に入る粟生線粟生行普通列車。
関西私鉄の中ではレトロなデザインの車両です。
関西では近鉄も同じような配色ですが、こちらの方が彩度が高い赤を使っていて、
それなりに写真映えします。
最近は顔を黒で引き締めるのが流行っているのでしょうか。
自分としては、この赤い配色が気にいってます。
鵯越駅の北側の登り勾配。列車1両が大体18メートルですから4両で72メートル。
これを約1.5メートル前後上るようですから相当な勾配です。
なので神鉄の列車全てのブレーキ系統は相当強力です。